日本郵船は9月26日、グループの日之出郵船が所有する在来船「INABA」がベルギーのアントワープ港で船積みした自走式ハーバークレーン1基を9月21日、岩手県大船渡市の大船渡港で揚げ荷役を行ったと発表した。
<自走式ハーバークレーン>
大船渡港では、来年3月には2年ぶりにコンテナ定期航路サービスの再開を見込んでおり、1時間あたり20本前後(20フィートコンテナ換算)の荷揚げ能力を有するハーバークレーンの稼働に期待を寄せている。
来年3月のサービス再開に向け、地元港湾局や自治体ではハーバークレーンの調整や試運転などの準備を進めていく。
大船渡港は、2011年3月に起きた東日本大震災の津波の影響により、コンテナターミナルで使用していた自走式ハーバークレーンなどの荷役機械が水没して以来、荷役作業が行うことができず、同港へのコンテナ定期航路サービスは休止された状態が続いている。