川崎汽船は4月1日、バイオLNG(液化バイオメタン)燃料の長期調達契約を締結し、LNG燃料自動車船における継続的な使用を開始したと発表した。年間約6万800トンの温室効果ガス(GHG)を削減できる見込み。
バイオLNGは、家畜の排せつ物や食品残さなどの有機廃棄物を原料とするLNGの代替燃料。燃料の製造から消費まで、ライフサイクル全体でGHG排出削減効果があり、既存のLNG燃料船にそのまま使用できるため実用性も高い。この特長を生かし、既存のLNG燃料自動車船で使用する。
今回使用するバイオLNGは、ISCC-EU認証を取得しており、欧州再生可能エネルギー指令(RED)に準拠した持続可能性が担保されている。国際的な認証制度に基づく燃料を積極的に採用することで、サプライチェーン全体で脱炭素化につなげたい考え。
川崎汽船は2050年GHG排出ネットゼロを目標に掲げ、LNG燃料船の導入や運航に取り組んでおり、海運業界の脱炭素化を進めたいとしている。