日本郵船は10月15日、三菱重工業技術協力のもと今治造船で2隻を、また新来島どっくで2隻と、計4隻の次世代型自動車専用船の建造を決定したと発表した。
竣工は2014年から2015年の予定。
世界的な自動車輸送需要は新興国を中心に今後も堅実に伸びると見ており、新造船は2014年秋に予定されているパナマ運河の拡幅を見越した、OVER PANAMAX船型となっている。
船の幅は従来の自動車船に比して2~3メートル広くなっているが、最新の省エネ技術を搭載することにより、従来の船型と比して完成車1台当たりに換算して約30%の燃費性能の向上が見込まれている。
■船の概要
全長:200m未満
全幅:35-36m
積み台数:約7000台
ランプ強度:船尾ランプ150t、船側ランプ20