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日立物流/4~9月の国内物流売上高1.0%減、国際物流2.0%増

2012年10月30日/決算

日立物流が10月30日に発表した2013年3月期第2四半期決算によると、売上高2714億9800万円(前年同期比1.0%減)、営業利益101億100万円(13.7%減)、経常利益98億8800万円(12.2%減)、当期利益50億4200万円(7.4%増)となった。

国内物流では、既存顧客の取り扱い物量が減少したものの、システム物流の受注拡大を図るなか、小売、生活、メディカル関連分野などを中心とした案件を立ち上げるなど、新規案件の受託は底堅く推移した。

システム物流の拡大の取り組みとして、同一業界の複数の顧客を対象に効率的な運営が可能な共同保管・共同配送を実施する「業界プラットフォーム事業」の推進に積極的に取り組んだ。

6月、8月にはそれぞれ埼玉県、佐賀県にメディカル関連顧客の物流施設を開設するなど、事業拠点の整備に努めた。

4月には、グループ内の子会社である北海道日立物流サービスとダイレックスの合併、関東日立物流サービスとその子会社昭島物流サービスの合併、関西日立物流サービスと中国日立物流サービスの合併を実施した。

国内物流の売上高は1898億3100万円(1.0%減)、営業利益は140億6400万円(1.0%減)となった。

国際物流では、グローバル化を進める顧客の調達から販売までのワンストップサービスをめざし、最適で高品質な物流システムの確立に努めた。

生活、電機・産業分野などを中心とした案件を立ち上げるなど、新規案件の受託が底堅く推移したものの、国内のフォワーディング事業は震災による航空貨物関連の緊急対応終了や、世界経済の景気減速等の影響を受け、取扱物量が減少し、低調に推移した。

7月には日立物流とバンテックのフォワーディング事業を子会社の日立物流シーアンドエアに集約し、日立物流バンテックフォワーディングとして新たにスタートした。

国際物流の売上高は92億9200万円(2%増)、営業利益は11億4500万円(1%減)となった。

通期は、売上高5700億円(2.9%増)、営業利益258億円(11.5%増)、経常利益253億円(10.4%増)、当期利益142億円(13.0%増)の見通し。

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