山九は11月20日、グループの山九重機工に勤務する引地進氏が、厚生労働省主催の「2012年度 卓越した技能者表彰(現代の名工)」を受賞したと発表した。
引地氏は神奈川県からの推薦で「鉄工・製缶」の部に選ばれた。 43年間に渡り鉄工・製缶工として、巨大構造物の溶接作業を誤差数ミリの精度で行ったり、2台の溶接機を同時に使用して歪みを抑えるなどの卓越した技術が、工数削減や品質改善に大きく寄与しているという理由から評価された。
同賞は山九グループとしても初受賞。
「現代の名工」は技能者の地位及び技能水準の向上を図る目的で、1967年に創設された表彰制度。今年度は全国で150人が選出、神奈川県からは引地氏を含む4名が選出された。