神戸製鋼所は12月25日、中国におけるアルミ板材合弁事業について基本合意を解消すると発表した。
同社と中国のアルミ圧延大手ALCHA社は、昨年12月に、神戸製鋼80%、ALCHA社20%出資による年産能力20万トン、設備投資額約400億円のアルミ板材の合弁会社を、中国・内モンゴル自治区包頭市に設立する基本合意を締結していた。
その後、事業化のための詳細検討を進める過程で、両社の考え方に相違が生じ、合意しなかったという。
神戸製鋼では、中国では自動車向けとアルミ缶向け需要拡大が進むとして、アルミ板材の中国での供給拠点確立について、継続して検討を実施するとしている。