東レフィルム加工(TAF)は1月24日、台湾・高雄市の南部サイエンスパーク高雄園区に新工場を竣工したと発表した。
新工場は東レフィルム加工が2011年5月に設立した「東嶺尖端薄膜(TAFK)」が建設したもの。
TAFKは、TAFが開発・製造するポリエチレン系自己粘着性表面保護フィルム「トレテック」の製造・販売会社であり、新工場は当初予定を1か月前倒し、昨年12月より生産を開始した。
夏までに生産能力を年間1万7000トンまで拡大する計画。
同社は東レグループのフィルム事業にとって初めての台湾事業進出であるとともに、トレテック初の海外生産となる。
■TAFK概要
会社名:東麗尖端薄膜
設立:2011年5月
所在地:台湾高雄市岡山区本洲里民主路99 南部サイエンスパーク高雄園区
資本金:35億円(12億3700万NT$)
出資比率:東レフィルム加工70%、東レ30%
事業内容:ポリエチレン系フィルム“トレテック”の製造・販売