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アジアのサプライチェーン計画市場/回復の兆し

2013年02月28日/国際

ARC Japanは市場調査レポート「サプライチェーン計画のアジア市場動向調査」を発表した。

2011年のアジアでのSCP(Supply Chain Planning:サプライチェーン計画)市場は望ましい状態にはならなかったが、現在の経済情勢からして2016年までの5年間を見た時、SCP市場は年平均成長率(CAGR)10%で伸びると予測している。

最新のARC Advisory Groupの調査では、SCP市場は半導体産業やハイテク産業への販売が主導して高い伸びとなると予測。

さらに、家庭用品/パーソナルケア産業や食品飲料産業でも、不況からの回復後の旺盛な需要により平均以上の伸びが期待できる。ARCはこの成長傾向が続くものと予測している。

2011年のSCPのアジアでの売り上げは2010年に比べて10%ダウンしたが、アジア地域の経済成長は世界の他の地域に比べて大きいので、SCP市場の回復は間近だろうと分析している。

現在の市場へのSCP浸透率が低く、経済成長率が高く、情報技術や計画機能の利用が増加していることから、アジア地域は今後世界で最も大きな伸びを見せると予測。

アジアの多くの国々において経済成長が続いていることは、この地域でのSCP販売を大きく伸ばせるチャンスがあることを示しているとしている。

調査報告書にはSCP市場の分析や予測に加えて、現在の市場状況、戦略的課題、将来見通しなども含まれている。また、報告書はアジアでのSCP市場やその動きに影響を及ぼす因子を浮き彫りにしている。

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