ワールド・ロジは4月15日、第三者割当による新株の募集を決めた。
アセット・グロース・インターナショナル(以下:AGI)とナカノ商会をスポンサーとして選定し、AGIを主な出資者とするプリン企業再生投資事業有限責任組合とナカノ商会を割当先として、6月25日に実施する計画。
新株発行による資金調達は6億円で、プリン企業再生投資事業有限責任組合224,216株、ナカノ商会44,843株。
資金の使途は、借入金の返済2億5000万円、運転資金1億5300万円、滞留中の未払税金と預り金等の支払いが1億6000万円。
AGIは、今年2月上旬頃に、企業の資金調達におけるアドバイザリー業務を引き受けた実績のあるAIP証券から、予ねてよりファイナンスに関する営業を受けていたことから、コンタクトを取り、話を進めた。
ナカノ商会は、ワールド・ロジが同社の輸配送業務を受託するなど取り引きがあり、昨年8月より代表取締役の沼澤宏氏と協議を続け、ワールド・ロジの中核事業である3PL事業において、信用回復による事業基盤の強化を含む営業支援と助言を頂けるとの説明を受け、今年1月に意向表明があった。
ナカノ商会からの具体的な営業支援として、顧客の紹介やナカノ商会と共同営業・提案を行うことで、与信不安が解消され、事業シナジーによる収益力強化が見込まれると判断している。
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