Zepol(ゼポ)は5月23日、先に米国海上コンテナ輸入の4月実績をまとめていたが、その中の国際ハブ港を経由するトランシップ量ランキングを発表した。
<アジア発米国向けコンテナ 国際ハブ港トランシップ量ランキング>
その結果、アジア国際ハブ港としては、釜山(656千TEU) が香港(53万8000TEU)を上回って1位となり、シンガポール(48万3000TEU)、高雄(35万TEU) の順となった。
1位の釜山は、中国発分が50万2000TEUと、香港の中国発分28万TEUを大きく上回っており、中国発トランシップ量 (90万9000TEU)の半分以上を取り扱っている。
2位の香港は中国発分に次いで、ベトナム発分(12万7000TEU) が大きく占めている。
3位のシンガポールはインドネシア発分(16万8000TEU)についでマレーシア、ベトナム、タイ、インドとそれぞれ5~6万TEUとバランスがとれているのが特徴。
4位の高雄も中国発分 (8万3000TEU)に次いで、ベトナム、フィリピン、インドネシア、タイからがそれぞれ4~6万TEUとバランスがとれている。
これらを荷受け国側のトランスシップ量でみると、中国 (44.4%), ベトナム(13.5%)、インドネシア(12.7%)、タイ(6.3%)の順位となった。
国際ハブ港のトランシップ取扱比率では、シンガポール(89.4%)が1位で、香港(55.1%)、釜山 (50.9%)、高雄 (48.7%) の順となるが、それらのTSは約5割を占めている。
一方、日本3港(東京・横浜・神戸)のトランシップ比率は5~1%となっている。
日本3港経由のトランシップを行ったアジア主要諸国は中国、ベトナム、フイリピン、台湾、タイの順ですが、アジア発が東京(9769TEU)、 横浜(8256TEU)、神戸(1289TEU)を合わせても1万9000TEUと格段に少なく、日本発釜山トランシップ量(5万9691TEU)との差を見ても“出超”が現状。
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南石正和
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