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川崎市/ONEが日韓航路を改編し、川崎港に新コンテナ定期航路開設

2025年07月01日/国際

川崎市は6月30日、オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)が日韓航路(JK1サービス)を改編し、川崎港と釜山港を結ぶ新たなコンテナ定期航路を開設し、6月22日に川崎港コンテナターミナルに本船が初入港したと発表した。

この航路は、川崎港にとって7年ぶりとなる新規航路となり、当日は本船入港に合わせて川崎港戦略港湾推進協議会から本船の船長へ花束等を贈呈した。

航路の概要は、航路名がJK1サービスで、コースは釜山(木曜日)⇒ 清水(土曜日)⇒ 川崎(日曜日)⇒ 名古屋(月曜日)⇒ 釜山(水曜日)となり、京浜港では川崎港のみ寄港する。

川崎港は「国際戦略港湾(国際競争力の強化を重点的に図る必要がある港湾で、国内では、東京港、横浜港、川崎港、大阪港、神戸港の5港)」に指定されている。令和5年における取扱貨物量は全国第11位で、2023年の輸出額1兆2692億4400万円、輸入額2兆8741億6100万円。取扱貨物の種類として、主にLNG、原油などの燃料のほか、完成自動車などがある。

なお、川崎港のコンテナ取扱貨物量は、2012年以降、新規航路が着実に増加した結果、中国・東南アジアとの輸出入を中心に順調に取扱貨物量が増加し、公共ふ頭におけるコンテナ取扱貨物量は2020まで10年連続で過去最高を記録した。

<コンテナ貨物量の推移>
20250701kawasaki - 川崎市/ONEが日韓航路を改編し、川崎港に新コンテナ定期航路開設

2021年以降は、コロナ禍による世界的なサプライチェーンの混乱や中東情勢等の影響を受け、他港への貨物の集約化が進んだことから減少が続いていたが、官民で構成される「川崎港戦略港湾推進協議会」において、コンテナ取扱貨物量の官民目標を「2029年度までに年間取扱貨物量20万TEU達成」と設定し官民一体となって国内外の荷主や船社に対して積極的な誘致活動を行っている。

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