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協和発酵キリン/化学品物流事業等を譲渡

2013年05月27日/SCM・経営

協和発酵キリンは5月27日、グループの千代田開発における物流事業を、上野興産(神奈川県横浜市)へ譲渡すると発表した。

千代田開発が運営している物流事業は、KHネオケム(元協和発酵ケミカル)のウェートが高く、これらの事業を新たに設立したエヌ・シー・ユー物流(以下:NCU)に会社分割により承継し、NCUの全株式を上野興産へ譲渡する。

譲渡の範囲は、千代田開発の海運部・化学品物流部・四日市支店・千葉営業所・大阪営業所において営む物流事業、営業事業、業務管理事業(但し、保険事業、大阪営業所において営む業務管理事業は除く)で、9月1日に実施する。

協和発酵キリンは、経営資源を医薬・バイオケミカル事業に集中させる事業ポートフォリオの選択と集中を進めており、KHネオケムの全株式も日本産業パートナーズへの譲渡に関連したもの。

上野興産をホールディングカンパニーとする上野グループでは、化学品の物流に強みをもつことから、今回の譲渡により、当該物流事業の競争力強化を実現できるとしている。

■上野グループ(上野興産)
創業:1869年
代表取締役社長:上野孝
売上高:718億円(2012年3月期:連結)
従業員数:1,621名(2012年3月期:連結)
本社:神奈川県横浜市中区山下町46
事業内容:石油製品の輸送、貯蔵、販売他
構成会社:上野興産(持株会社、グループ会社サポート他)、上野トランステック(タンカーによる海上輸送)、上野輸送(自動車による陸上輸送)など20数社
事業所:東京、大阪、名古屋、シンガポール他

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