双日は6月10日、インドのラーセン＆トゥーブロ社（以下：L&T社）と共同で、デリー～ムンバイ間貨物専用鉄道（DFC西線）の軌道敷設工事626kmを受注したと発表した。
インド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社から受注し、契約金額は約1100億円で、円借款案件における契約規模として過去最大級。
これは、首都デリーと商業都市ムンバイの間に総延長約1500kmの貨物専用鉄道を建設するDFC西線建設事業で最初の大型契約となる。受注区間はインド北部ハリアナ州レワリと西部グジャラート州イクバルガー間で、付帯する土木工事、貨物駅や橋梁の建設等を含む。
双日はL&T社と共同で主契約者となり、関係会社であるメタルワンを通じて高い耐久性を誇る日本製熱処理レールを調達するほか、コンソーシアム・リーダーとしてプロジェクト管理などを行う。パートナーであるL&T社は、プロジェクトの設計・施工・管理などを行う。
工事は今夏に着工し、2017年夏に完工予定。
