商船三井は6月28日、米国ロサンゼルスとロングビーチ各港湾局から、両港沿岸から40マイル域内での減速航行実施率が高い船社として、表彰を受けたと発表した。
両港は沿岸部での環境保全を目的に、港から一定海域を航行する船舶の航海速度を12ノット以下に制限し、船舶が排出する二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(Sox)等を抑制するプログラムを導入し、毎年年間実施率が高い船社を表彰しているもの。
商船三井はロサンゼルス港の自営コンテナターミナルTRAPACに寄港するコンテナ船をはじめ、自動車船、タンカー、バルカー延べ250隻が毎年該当する海域に入出港しており、グループ一丸となってプログラムの遵守に努めてきたことが認められたとしている。