ウェザーニューズは9月4日、南海トラフの巨大地震を想定して実施した「2013年内閣府広域医療搬送訓練」で、ヘリコプター動態管理システム「FOSTER-copilot」が活用されたと発表した。
<FOSTER-copilot大きさは65×26×130mm、重さ202g>
<愛知県庁で各機体/車両の位置を確認する様子>
今回の訓練ではドクターヘリ11機、災害調査ヘリ2機に加え、地上のドクターカー・DMAT車両10台に「FOSTER-copilot」を搭載。
災害対策本部やSCU(航空搬送拠点臨時医療施設)、ドクターヘリ基地病院等において、運航判断支援ツール「FOSTER-GA」上で機体/車両の位置情報と気象情報を一元的に表示し、最も迅速に医療搬送が可能な機体/車両の選定と安全で効率的な運航判断を支援した。
「FOSTER-copilot」は日本初の機内持ち込み型動態管理システムで、機体の位置情報の把握による安全で効率的な運航管理を実現するため、機体の修理改造が必要ではなく、低コストな機内持ち込み型動態管理システム。
「FOSTER-copilot」によって取得された位置情報は運航判断支援ツール「FOSTER-GA」上に表示され、気象情報と重ね合わせることで、ヘリコプターの安全かつ効率的な運航判断への支援を実現した。