日本通運は10月1日、インドネシア日本通運がジャカルタで輸入通関・配達を実現する航空輸送商品「NEXSAO-SKY JIT JAKARTA」について、シンガポール、タイ・バンコク発の貨物を対象に販売を開始したと発表した。
ジャカルタ近郊のハリム・ペルダナクスマ国際空港を利用し、貨物が空港に到着日、専任スタッフが輸入許可済み貨物を引き取る運用体制を確立し、ジャカルタに到着した貨物を1~3日で届けることが可能となった。
ジャカルタまでの航空輸送はシンガポールからの貨物専用便を利用しており、シンガポールのほか、タイ・バンコクでも貨物受託が可能なため、自動車用部品等のジャカルタ近郊工業団地向けの緊急輸送ニーズにも応える。
同空港は日系メーカー生産拠点の集積する西ジャワ州に隣接しているため、渋滞の慢性化するジャカルタ市街地を通らずに、日系各社工場までジャスト・イン・タイム(JIT)に届けることができる。
今後、受託地の拡大を図り、世界各地からの貨物を日通のシンガポール拠点(ハイスピード・ロジスティクスセンター)に集約し、確実な積み替え作業とモニタリンクを行い、ジャカルタまで輸送するサービスを拡充する。