富士通研究所は10月9日、ドライバーの視界補助向けに車載向け3次元映像合成技術を開発したと発表した。
<開発技術の原理>
カメラ映像に加え広角レーザーレーダーの距離情報を併用して合成映像を生成することで、車周辺の人や物などの立体物を歪みなく表示し、接触のリスクを分かりやすく2cmの精度で表現し、昼夜問わず接触のリスクが視覚的に分かりやすい映像表現を実現した。
今後、駐発車時や狭路でのすれ違い時などを含むさまざまな運転シーンで、さらなる安心・安全の実現が見込まれている。
従来、複数の車載カメラと画像処理で車両周辺を俯瞰表示する視界補助製品が商用化されているが、合成映像の歪みにより車両や歩行者などの周辺立体物の視認性が劣化する課題があった。