Zepol(ゼポ)は10月11日、米国海上コンテナ輸入の9月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年9月との比較では8.3%増となった。
これは7月から3か月連続のプラスで、7~9月期(3Q)実績も前年同期比3.3%増となった。124万TEUは7月の122.9万TEU と2011年8月ピーク(123.3万TEU)に並ぶもの。
アジア発の6割以上を占める中国発は、前年比10.4%増で、7月3.7%増、 8月4.5%増と3か月連続プラスとなった。
他のアジア主要国も、シンガポールとマレーシア以外は6か国が揃ってプラスとなった。
ただし、7~9月期(Q3)の前年比較では、中国、シンガポール、ベトナム、インド以外はマイナスだった。
その中で、荷受け地ベースで、中国が前年比10.2%増で、アジアでのシェアが70%に拡大しており、韓国7.8%、ベトナム21.7%、台湾6.8%、 タイ8.8%とそれぞれ自国(生産)分で前年よりも伸びたことが分かる。
9月の米国向けコンテナ世界全体では、アジア発の好調に加えて、中米発10.4%、南米発7.2%、欧州発2.9%、北米(カナダ)発14.4%とそれぞれ前年比プラスとなり、合計で7.8%増と、歳末需要増への期待を裏付けている。
日本発は、母船積地ベースで今年1月の前年比4%増のあと、マイナスが続いていたが8か月ぶりに0.5%増とプラスとなり、荷受け地ベースでは1.4%増の伸びとなった。
加えて、9月の日本発の釜山経由TS分は前年比30.8%増となり、7~9月期(Q3)では前年比で14.5%増だった。
日本発米国向けコンテナ量は、日本8港と釜山港(TS分)の四半期毎実績 (2010年Q4~2013年Q3)を合わせて比較すると、釜山港(TS分)は横浜港に次ぐ5位の規模で推移しており、特に2013年に入ってからQ1、Q2、Q3連続して伸びたことが分かる。
問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp
ANA/成田空港の貨物上屋を効率化で4.8万m2に集約・増床