日本郵船は12月3日、所属する定期コンテナ船共同運航組織「G6アライアンス」が、アジア/北米西岸航路と大西洋航路へ協調範囲を拡大すると発表した。
関係当局の承認を得た上で、2014年4～6月期に新サービスを開始する予定。
協調拡大により、グランドアライアンスとザ・ニューワールドアライアンスそれぞれが提供していた従来のサービスに比べ、広範囲で競争力のあるサービスの提供が可能となる。
具体的にはサービス数を増加させ、寄港地拡充と各港での寄港頻度を向上させる。アジア/北米西岸航路では、約76隻で合計12サービスを運航、大西洋航路では約42隻で合計5サービスを運航する。
G6アライアンスは既存のアジア/欧州航路とアジア/北米東岸航路と併せて、東西航路66港を合計約240隻で網羅する。また、東西航路全体でアライアンス各社が、各サービスに最適な船型のコンテナ船を投入するなど、サービスの柔軟性やオペレーションでの相乗効果を高める。協調拡大後も、マーケティング、営業活動は各社が独立して行う。
