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JX日鉱日石金属/銅精鉱・硫酸兼用船(鉱硫船)竣工

2013年12月05日/国際

JX日鉱日石金属は12月4日、子会社の日本マリンが建造を進めていた「鉱硫号」が竣工したと発表した。

<鉱硫号>
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JX日鉱日石グループは、かねて日本からチリへの硫酸の輸出、チリからの銅精鉱の輸入にあたっての輸送の効率化のため、一隻で両貨物を輸送する鉱硫船を運航させてきた。同船は、2010年9月に運航を開始したMar Camino号に続いて建造を進めてきたもの。

日本マリンでは、同船とMar Camino号の運航により、年間約40万トンの銅精鉱をパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所、日比共同製錬玉野製錬所および韓国LS-ニッコー・カッパー温山製錬所に輸送するとともに、佐賀関製錬所から年間約24万トンの硫酸をチリに輸送することが可能になる。

グループでは、チリ国カセロネス銅・モリブデン鉱床で、2014年1月から銅精鉱の生産開始を予定している。同船の竣工により、日本・チリ間での銅精鉱と硫酸の安定供給とグループの銅事業での物流の一層の効率化に貢献するとしている。

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