TNTエクスプレスは、Krone社から44台の配送トレーラーと17台のハンガー車両、計61台を新たに購入したと発表した。
ベネルクス諸国向けの配送車両の一部を刷新し、新技術による燃費を向上を図る。
新トレーラーの内5台は、Wabco社が設計したサイドウイングを装備している。
トレーラーの下部に設置したサイドスカートは、トラックの下の空気の流れを改善し、空気抵抗を減らすことができる。テストでは、新技術により、燃費を5%削減できる。
サイドウイングの効果は、長距離を最高速度で走行した時に最も発揮し、高速道路を走行する場合、100km当たり最大1.5 リットルの燃料を節約することができる。TNTでは、5台のトレーラーを、ロッテルダム・リエージュ間など、長距離の集配に使用する予定。
また、サイドウイングを装備したトレーラーは、雨天時の走行中に跳ね上げる雨水の量を減らすことで、近くを走行するドライバーの視界を改善するというもう一つの利点を兼ね備えている。
TNTでは、この新しいトレーラーを可能な限り幅広く採用する予定としている。