DHLは12月17日、企業情報化協会（IT 協会）が主催する2013年度IT賞で「IT 奨励賞（グローバルマネジメント賞）」を受賞したと発表した。
DHLコンタクトセンターでの電話業務の更なる標準化のためのグローバルプロジェクト、「Global Contact Center Upgrade (GCCU) 」で、従来の標準化はハードウェアのみで運用は各国独自であったところを、システム構成までもグローバルレベルで標準化することにより、顧客の所在地を問わずより一貫性のある質の高いサービス提供を実現した。
ベンダーマネジメントを改善することでコスト削減を達成しながら品質管理を効率化し、さらに東京・大阪の両コンタクトセンターの呼制御装置（電話を制御するサーバー）をマレーシアに移行しながらもバーチャルでの一元化による応答率の最適化を実現した事で、グローバル企業のローカルIT部門としてのミッション達成が高く評価され、今回の受賞につながったもの。
「IT賞」はIT協会が日本の産業界ならびに行政機関などの業務における生産性向上と効果的マネジメント・システムの整備を促進することを目的として制定され、「ITを活用した経営革新」に、顕著な努力を払い、優れた成果を挙げたと認めうる企業・機関・事業所・部門あるいは個人を表彰するもの。
