JAL(日本航空)が1月31日に発表した2014年3月期第3四半期決算によると、国内線貨物の売上高は196億円(前年同期比1.2%増)、国際線貨物の売上高は405億円(6.1%増)となった。
国際線貨物は、秋以降、日本発需要が回復してきたことに加え、海外発の生鮮品を取り込むなど物量を確保し収入の極大化に努めた。
営業面では商品体系を整理し、温度管理輸送やエクスプレス貨物を対象としたオーダーメイド型の輸送など顧客のニーズに合わせたサービスを拡充し、引き続き実績を伸ばした。
前年を大幅に上回る需要を確保し、第3四半期の輸送実績lpは有償貨物トン・キロベースで前年同期比9.8%の増加となった。
国内線貨物は、天候不順の影響で農作物の出荷が不調であったことに加えて、一部貨物の陸送への転移が見られたが、顧客との関係強化や新規貨物の誘致等によって収入極大化に努めた。
需要が旺盛な年末に柔軟に臨時便を設定するなど顧客のニーズに応えた。第3四半期の輸送実績は有償貨物トン・キロベースで前年同期比2.0%の増加となった。