日本郵船は3月3日、東京証券取引所(東証)と経済産業省が共同で選定する2013年度の「なでしこ銘柄」に海運業では初めて選定されたと発表した。
なでしこ銘柄は、東証一部上場企業の中から女性が働き続けるための環境整備や女性人材の活用を積極的に進めるなど「女性活躍推進」に優れ、財務指標のスクリーニングもクリアしなければならないという厳格な基準で選ばれ、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介。
日本郵船は2001年に「総合職・一般職」といった職種区分を廃止して人事制度を一本化するなど、男女の区別なく活躍できる制度や環境づくりを進めている。
仕事と家庭の両立支援として企業内保育所「郵船チャイルドケア」の設置をはじめ、さまざまな取り組みをしてきたことが評価されたとしている。
東証では、日本経済応援プロジェクト「+YOU(プラス・ユー)~一人ひとりがニッポン経済~」を展開し、個人投資家に株式投資を考えるきっかけや関心を持つ材料としてもらうため、特定のテーマや指標をベースに銘柄(テーマ銘柄)を選んで公表している。
このテーマ銘柄の一つとして、昨年度から「なでしこ銘柄」の選定が行われ、今回は26社が選ばれた。