TNTエクスプレスは3月12日、ベルギー・リエージュにある同社の主要ハブ、ユーロ・ハブの効率性と生産性を高めるため、数千万ユーロを投資すると発表した。
投資により、同ハブの仕分け能力は50%向上し、1500人の従業員の安全衛生が改善する。
計画は、オペレーション能力と顧客の満足度を高めるというTNTエクスプレスの戦略的取り組みに含まれるもの。
計画の一環として、ユーロ・ハブの処理能力を高め、作業を迅速化するために、新しい貨物仕分けシステムを導入する。このシステムの導入は2014年に開始され、2016年に完了する予定。
また、7万5000㎡の施設の近代化には、小口貨物/書類の自動処理システムと、貨物検査の1施設への集約化が含まれる。最近ではトラックで配送される貨物の量が増えており、これらの貨物をスキャンするための追加のX線機器にも投資する。
これらの投資により、輸出品と緊急貨物の処理時間が短縮され、易損品の取り扱いが改善するなど、顧客にもさまざまな恩恵がもたらされる。オペレーションに関しては、障害の解消、増大する取り扱い貨物への対応、貨物あたりのコストの削減を見込んでいる。