LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





富士通/インティメイツの商品管理、棚卸業務、物流管理にRFID利用

2014年03月24日/IT・機器

富士通は3月24日、インティメイツが、3月1日にオープンした新たな女性インナーウェアブランドの「Chut! INTIMATES(シュット! インティメイツ)」の第1号店向けに、RFIDを活用した商品管理システムを共同で構築したと発表した。

商品管理システムは、インナーウェアや雑貨などの自社企画商品すべてに業界初となるSGTIN96規格でのRFIDタグを活用し、在庫、売上、棚卸管理までをRFIDで管理する。

システムは、POSシステムとRFIDリーダ・ライタを連携し、レジ台に商品を置くだけで、商品の売上登録が可能となる。

バーコード管理と比べて、顧客の会計の待ち時間を3分の1程度まで短縮できる見込みで、レジ周りの付帯業務が軽減されることで、接客時間を増やすことができ、顧客満足度向上が可能となる。

棚卸業務や物流管理でも、RFIDを活用。同系列別会社での倉庫の棚卸の検証で、従来のバーコード読み取りでは在庫1000点の棚卸所要作業に約12時間かかっていたのを、在庫約1万5000点を約2時間で作業を完了することができた。

物流業務での入庫・出荷業務でも、バーコード利用と比較した場合、作業量やコストにおいて大幅削減を見込んでいる。

本部と店舗の基幹業務システムには、ファッション専門店に特化したMD自動化ソリューション「GLOVIA smart 専門店 Pastel Plus」を導入。本部から店舗に対する商品の売価変更についての指示などの、本部コントロールによるアナウンス照会機能など、今後店舗を拡大するインティメイツの商品MDのPDCAサイクルを支援する、としている。

インティメイツは、2014年度中にオープン予定の10~15店舗に対しても、このシステムを導入する予定。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース