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富士電機/船舶向け排ガス浄化装置を発売

2014年04月09日/IT・機器

富士電機は4月8日、排ガス規制を達成した、船舶向け排ガス浄化装置を発売すると発表した。

オープンループ式は10月、クローズドループ式は来年4月に発売する。主な適用先はバルカー、タンカー、コンテナ船、自動車運搬船など。

国際海事機関(IMO)が、大気汚染原因物質の一つである硫黄酸化物(SOx)の排出量抑制に向け、船舶燃料の硫黄分濃度の上限を、指定海域では2015年に0.1%(現在1.0%)、その他の海域では2020年もしくは2025年に0.5%(現在3.5%)にすると定めている。

発売する排ガス浄化装置は0.1%規制を達成し、船舶所有者の運航費用負担抑制に貢献する製品で、装置の投資回収期間を3年以内と試算している。

コンパクト設計で設置スペースに制限のある既存船改修への適用を可能とするとともに、排ガス浄化装置設置による積荷スペース低減を抑制する。

さらに、洗浄水に海水を利用し、使用後の汚水は浄化処理し船外に排水するオープンループ式と、薬品を利用し汚水を船外に排水しないクローズドループ式を用意。船舶が運航する海域の規制に応じて切り替えられるハイブリッド方式を採用している。

排ガス浄化装置の市場規模を2017年に約500億円と推計しており、同年に20%のシェア獲得を目指す。

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