日産自動車は4月15日、ブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに、約15億米ドルを投じ新工場を開設した。
ブラジルでは最大の自動車関連投資のひとつとなり、日産の投資は、ブラジルでの市場シェア5%を達成し、同国でNo.1の日系自動車ブランドになる計画の一環。
レゼンデ工場は、板金プレスによる部品生産から車両組立までを行う。
年間の生産能力である車両20万台、エンジン20万基の性能を試験するテストコースなど、自動車生産の全ての工程を完備している。
日産のVプラットフォーム車両、エンジンを生産する。
工場敷地に隣接した場所には、サプライヤーパークのためのインフラを整備。
工場内を拠点とする2社以外にも、サプライヤーパークではすでに自動車部品サプライヤー4社が事業を行っている。
日産をサポートするために移転してきたこれらのサプライヤーは、シート製造を行うタチエス、サスペンションサプライヤーのヨロズ、ゴム製品メーカーの鬼怒川ゴム、コクピット部品を生産するカルソニックカンセイ、鋼板サプライヤーの三井物産スチール、ブレーキと燃料管を生産する三桜。
約1500名を雇用しているが、今後、総勢2000名に増える見込み。
■レゼンデ工場データ
場所:リオデジャネイロ州レゼンデ
投資額:26億ブラジルレアル (12億米ドル)
敷地面積:305万㎡
建物面積:22万㎡
工場:車両工場1、エンジン工場1