郵船ロジスティクスは4月25日、海上コンテナ内に専用デッキを取り付けることで、段積みを可能にする積載技術を導入し、安全性確認のためのトライアル輸送を実施した。
<デッキの組み付けは約5~10分(フォークリフト使用可能)>
日本郵船と同グループ会社のMTIが共同で開発した専用デッキをコンテナ内部に設置し、内部のスペースを上下2つに分けることで、従来のコンテナと比べて最大2倍の積載効率を見込む。
ISO(国際標準化機構)規格に沿った40フィート、20フィートコンテナを使用し、積載効率の向上、輸送費の削減、CO2の削減が期待出来るとしている。
トライアル輸送では、4月上旬に東京を出港し、マレーシア・ペナン港まで海上輸送を行なった。ペナン到着時に専用デッキの安全性の検証が完了したことから、今後は商品化に向けて開発を進めていく。