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ダノンジャパン/拡大する生産設備に対応した物流センター建設

2014年05月14日/生産

ダノンジャパンは5月14日、館林工場隣接地での物流センター建設について、現地で記者会見を行った。

<ダノンジャパンのジョージ・ザリフィ社長>
20140514danon - ダノンジャパン/拡大する生産設備に対応した物流センター建設

ダノンジャパンのジョージ・ザリフィ社長は、「物流センターの建設は効率を求めたものではあるが、具体的な数値目標というものはなく、今後拡大していく生産能力の増強に対しての準備という要素が強い」と説明した。

「現在の50㎞先にある物流施設とのやり取りに比べれば明らかに物流は効率的になる。生産を拡大するためにはどうしても物流施設が近くにあることが必要だし、現工場の生産力増強・拡張にも大切な要素だ」と強調した。

4月にダノンジャパンの館林工場は2022年までに生産能力を2倍に拡大する方針を発表している。

2016年までの第1期において、現在のダノン館林工場に8本ある生産ラインを3本増設し、計11本として生産能力を約50%増強する。

工場内に、研究開発施設であるヨーグルト・イノベーション・センターを新設し、日本人の嗜好にあった新製品の開発やビジターセンターも開設する。

冷蔵設備を備えた物流センターを隣接地に建てることで、原材料や梱包材などのドックを物流センター横に備えることで、現工場内の空間スペースを確保し、生産設備拡大を図る。

<現在使用しているドック。拡張工事が進むにつれ原材料・梱包材などは物流センター横に移動する>
20140514danon2 - ダノンジャパン/拡大する生産設備に対応した物流センター建設

ドックは工場と物流センター間でベルトコンベヤーで製品、原材料、梱包材をタイムリーに補充することになる。

物流センターの運営は日立物流が担うことになるが、今後売り上げ増が図られることになれば、物流センター自体の拡張も進める方針だ。

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