SBSホールディングスは6月5日、シンガポールの現地法人SLHSが、100％子会社であるドレージ輸送会社 GGFを吸収合併し、併せて新オフィスに集約移転したと発表した。
SLHSは、SBSグループのアジア展開を推進・統括する機能と同国における物流事業を担っている。GGFは、1987年創業のドレージ事業（コンテナ輸送）を行うシンガポール企業で、今年1月にSLHSが全株式を取得していた。
吸収合併により、SLHSのフォワーディング事業と GGFのドレージ事業を一体化させることで、事業領域の拡大、コストダウン、輸送品質の向上、新たな顧客開拓などの相乗効果を狙う。
手狭となっていたSLHSのオフィスを移転し、GGFの管理部門を集約することで、業務の効率化と管理コストの低減を図る。
合併後、GGFは、SLHSの運送事業部門となる。年内にはトレーラー14台のほかトレーラーヘッドやトラックの増車を計画。ドレージ輸送能力は、トレーラーヘッド14台、トレーラー95台、トラック5台となる予定。
今後、SLHSは、シンガポールで国際貨物輸送、国内輸送の拡大に努めるとともに、倉庫事業やCFS（コンテナ・フレイト・ステーション）事業などへの進出も検討し、顧客の物流ニーズにワンストップで応える物流企業を目指す。
