DICは7月4日、中国江蘇省張家港市にグループでは中国初となるPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンド専用工場の新設を決定したと発表した。
投資金額は約13億円で、新工場は合成樹脂等の生産拠点「張家港迪愛生化工」(DIC100%子会社)の敷地内に新設する。
新工場の生産能力は年産6000トン、中国での建設認可を取得後、2015年中に完成する。
為替や物流コスト等の各種リスクを低減するために、PPSコンパウンドを現地で調達できる体制づくりを要望する声が中国に進出する企業から高く、DICグループでは、工場新設を通して顧客の要望に応えることで中国市場への本格参入を果たし、拡販を図る。