伊藤園は9月5日、ウッドプラスチックテクノロジー、日本パレットプールと共同で「お~いお茶」の茶殻を活用した「茶殻入りパレット」を開発したと発表した。
「茶殻入りパレット」は、「エコT‐パレット」というブランド名で2014年9月から「お~いお茶」などの原材料を飲料工場へ運搬する際のパレットなどに順次使用する。
「お~いお茶」を製造した後の茶殻を「ウッドプラスチック」に配合することで、「茶殻のリサイクル」「天然素材である木質の利用」「プラスチックの使用量削減」を実現した環境に優しいパレット。
1枚あたり「お~いお茶」525mlペットボトル約100本分の茶殻を配合することにより、約994gCO2の茶樹由来の炭素分(二酸化炭素換算)が固定されている。また、曲げ強度が強く、温度による変形(寸法変化)が少ないため、長期間繰返し使用する用途に適している。
なお、伊藤園は、茶殻を環境配慮型の工業製品などに有効活用する研究に取り組み、茶殻をリサイクルした製品(畳、せっこうボード、ベンチ、折りたたみイス、タイルなど)や紙原料削減につながる製品(名刺や紙ナプキン、封筒、カレンダーなど)を開発するなど、独自のリサイクル技術「茶殻リサイクルシステム」を確立している。
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