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凸版印刷/PUF技術を搭載、世界最小のICタグを開発

2014年09月08日/IT・機器

凸版印刷は9月5日、村田製作所と共同でPUF技術を搭載した世界最小のICタグを開発したと発表した。

<世界最小のPUF技術を搭載したICタグ(左)とプリント基板への搭載例(右)>
20140908toppan - 凸版印刷/PUF技術を搭載、世界最小のICタグを開発

小型電子機器の真贋判定向けに2014年12月からサンプル出荷を開始する。

PUF技術は、ICチップが持つわずかな個体差を人間の指紋のように利用する偽造防止技術。従来の暗号技術を用いた高価なICチップとは異なり、製造コストを抑えながらも偽造される可能性が極めて低いため、次世代のセキュリティ技術として注目されている。

今後も村田製作所と共同で製品の開発を推進し、2015年4月からの量産化を目指す。

この製品を電子機器基板や事務機器用品を取り扱う企業に向けて拡販。2015年度に関連受注を含め約10億円の売り上げを目指す。

■主な仕様
寸法:(W)3.2mm×(D)3.2mm×(H)0.7mm
通信方式:ISO/IEC 14443 Type-A
ユニークID:7byte
ユーザメモリ:64byte
書き込み防止機能:あり
アンチコリジョン:あり

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