ユーピーアール、ロケーション、NTTエレクトロニクスは9月8日、クラウド型パレット管理システム「スマートパレットシステム」を実用化したと発表した。
スマートパレットを利用すれば、パレットの管理や商品の在庫管理が可能になるばかりでなく、そこで得られるビッグデータを活用することにより、物流全体の流れの可視化が可能になるため、将来的にはパレットや商品の地域分布の把握を始め、景気動向予測もできるようになる。
スマートパレットは見通し内300mで1リーダあたり最大5万個のタグを収容可能な920MHz アクティブ RFIDを活用する。
パレットそのものの管理から展開し、最新のタグ・リーダ(長野日本無線製)を活用してパレットの個品管理をすることにより、各拠点での適正在庫の把握が可能となり、投資の効率化や課題となっているパレットの紛失対策が可能となる。
倉庫内の商品管理に展開し、バーコード等によりパレットとその上に搭載された製品を紐付けることにより製品のトレーサビリテイ等の商品管理が可能になる。
回開発したタグ端末は世界中で利用可能な 920MHz 帯を利用しているため、比較的容易に海外展開が可能であり、欧米はもとより、特に物流インフラの発達していないアジア各国を中心として積極的に海外展開できるとしている。
なお、このシステムは9月9日から開催される「国際物流総合展2014」で実機と動態展示を行う。