山九は10月2日、日本精蝋のタイの現地法人、Nippon Seiro（Thailand）から、タイヤ老化防止用WAX製造設備の建設工事とその後の構内操業、物流業務を受注したと発表した。
＜日本精蝋の地鎮祭＞
受注内容は、タイのレムチャバン港から東に40kmほどにあるヘマラートイースタンシーボード工業団地で年間2万トンのタイヤ老化防止用WAX製造設備の建設を行うもので、山九は工場建屋と事務所棟の設計・施工、機器・配管設計、制作、据付並びに配管工事を行う。
工期は8月から2015年7月までの12か月で、工場完成後には24時間体制での構内操業（ 充填・包装作業）、構外物流（製品運搬、倉庫保管、出荷作業など）と輸出作業も行う予定。なお、工場完成後の構内要員数は約50名を予定している。
受注は、プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーションサポートの3事業が有機的に結びついた、山九グループのユニークなビジネスモデルが実現できた事例。
工場の設計・建設段階から係わることで工場内を熟知できるため、その後の物流と構内操業において質の高いサービスを効率良く提供できるとしている。
