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ボーイング/世界航空貨物市場、年率4.7%で拡大

2014年10月08日/調査・統計

ボーイングは10月7日、世界航空貨物市場予測の最新版で、今後20年間の国際航空貨物市場は年率4.7%で拡大、輸送量は2033年までに今日の倍以上になると予測した。

国際航空貨物量は2013年第2四半期に再び上向きに転じ、2014年1~7月期間には前年比4.4%増を記録している。この傾向が続けば、2014年の年間輸送量は2010年以降最大となる。

予測では、アジア・北米間、ヨーロッパ・アジア間の輸送量が大半を占め、今後も継続して貨物市場を牽引するとしており、アジア域内、中国国内、アジア・北米間市場は今後20年間で最速で拡大すると予測している。

航空貨物量の増加に伴い、貨物機数も増加するとしており、今後20年間での貨物機のデリバリー数は、新造機が840機、旅客機からの改造貨物機が1330機と予測。なお、デリバリー機の52%超が退役機の後継機で、それ以外は市場の拡大に合わせた純増となる。

新造貨物機のデリバリー機数は2014年~2033年で、大型機(貨物搭載量80トン以上)が590機(金額ベースで1900億ドル)、中型機(貨物搭載量40~80トン)で250機(金額ベースで500億ドル)。

今後20年間にデリバリーされる新造機の70%以上が747-8型機や777型機に代表される大型貨物機であると見込まれている。

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