福島県安達郡大玉村は、ヤマトシステム開発の「ふるさと納税トータル支援サービス」を導入した。
＜業務概要図＞
「ふるさと納税トータル支援サービス」は、「ふるさと納税」の手続きをインターネット上で完結することで寄付者の利便性を向上させるとともに、自治体の各種手続きの処理に関する業務負荷を軽減するもの。
インターネット上で申込から、寄付手続き、特産品の申し込みを一括で行うことが可能になり、手軽にパソコンやスマートフォンから申し込めるようになり、寄付者の増加を見込んでいる。
寄付手段として、銀行振込・郵便振替・書留だけでなく、クレジットカードの選択が可能になる。 寄付者は銀行に行って振込みを行わなくても、インターネット環境があればすぐに寄付を行う事ができ、これまで銀行振込だと4日程度かかっていた手続きの期間が数十分に短縮できる。
寄付者の個人情報の管理、申込の受付業務・控除証明書の出力・特典の出荷依頼・入金消込処理などをシステムで一元管理できる。自治体はこれまで書類での確認や、手作業で行っていた煩雑な業務から解放され、本業に特化できる。
大玉村では、「ふるさと納税」制度を開始当初から導入し、寄付を募ってきた。
「ふるさと納税」の認知度が全国的に高まり、当初2件だった寄付が2014年10月9日現在1590件まで伸びていく中で、寄付者からはパソコンやスマートフォンから申込の手続きができない、クレジットカード決済が出来ず寄付金を振込むために銀行に行かなければならないなど、手続き時の不便さについての意見が多くなった。
また、自治体では寄付者の個人情報の管理や、入金状況を確認する作業、生産者に対する特産品の出荷依頼などの事務作業が増大し、本業に支障をきたす状況になった。
そのため、寄付者が行う各種手続きや、自治体が行う各種処理など「ふるさと納税」に関連する業務をトータルで支援できる「ふるさと納税トータル支援サービス」の導入を決定したもの。
■る問い合わせ
大玉村
産業振興課
TEL.0243-24-8096（直通）
