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スパンション、DNP/専用Beaconで屋内位置とO2Oサービスを実証実験

2014年11月19日/IT・機器

Spansion(スパンション)と大日本印刷(DNP)は、スパンションのエネルギーハーベスティング向け電源ICを搭載したBluetooth対応の専用Beacon(ビーコン)を使って、屋内位置情報サービスとO2O(Online to Offline)サービスの実証実験を開始する。

スパンションのエネルギーハーベスティング向け電源ICは、電池や燃料なしで駆動可能な、環境に配慮したIoT(Internet of the Things:モノのインターネット)デバイスの開発を可能にする。

ビーコンに実装されたICは、太陽光と振動の両方から効率的にエネルギーを採取することができる。

電源はモジュールに組み込まれた名刺半分大の太陽電池パネルから供給される。太陽電池は日常生活で使用される標準的な室内照明と同程度の量の光を使用して連続動作が可能。

DNPは、日本航空と進めている「iBeaconプロジェクト」で、羽田空港第1旅客ターミナルと各地の空港(成田、伊丹、関西、新千歳、福岡、那覇、仙台、小松、広島、松山、熊本、鹿児島)の出発ロビー付近に、スパンションのICを搭載した電池レス専用ビーコン端末(USB給電タイプを使用)を設置している。

「JAL Countdown」アプリの利用者に運航状況や搭乗口、搭乗開始時刻などを配信するサービスの実証実験を10月9日に開始している。

イオンモールでは、商業施設「イオンレイクタウン」の駐車場からの施設入口付近にビーコン端末(照明を利用した太陽電池パネル給電タイプを使用)を設置して、スマートフォン向けの専用アプリに、デジタルフロアガイドを配信する実証実験を行う。

その他、今後もさまざまな施設等でビーコン端末を使用した実証実験を進めていく予定だ。

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