王子ホールディングスは11月28日、ベトナム・ビンズオン省に新たに段ボール工場を建設すると発表した。
子会社のOjitex(Vietnam) による第2工場で、ビンズオン省VSIP-II工業団地内に30億円を投じて建設する。営業開始は2016年1月の計画で、年間4200万㎡の段ボール製品を生産する。
東南アジア諸国から段ボール製品美粧化の要求が高まってきていることから、市場ニーズに応えるために、新工場内に美粧印刷機を導入し、UP社のオフセット事業と合わせ、ベトナム南部地域での顧客の要望に沿った最適な包装資材を提供する。
同グループでは2000年からベトナムで操業を開始し、既に南部のドンナイ省、北部のハイフォン市とバクニン省の3か所に段ボール製造拠点と2013年に買収した紙器加工のUP社を合わせた計4製造拠点を有している。