日野自動車は1月16日、インドネシアで、中型トラックの新モデル発表会を行い、開発を進めていたモジュール化による市場適格車の第一弾として、インドネシアに導入したと発表した。
新モデルの生産が海外で最初に立ち上がるのは、初めてのこと。
中型トラックのうち主要車型のモデルチェンジによって、中型トラックの顧客にも、これまで以上に用途や積み荷に合った車両を提案していくとしている。
トータルサポートの充実と併せて、顧客のアップタイム最大化とライフサイクルコストの最小化に、引き続き取り組んでいく。
日野では、モジュール化の考え方を採用して開発を行い、基幹部品であるコア部品と、顧客要望に応えてカスタマイズするための周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産する一方、周辺部品を中心に現地調達を増やすことで、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを、顧客の近くで作り分けることにしたもの。
これにより、顧客にとって最適な車を、より短いリードタイムで届けることが可能になる。モジュール化思想に基づく中型トラックは、インドネシアに続き、今後数年間で、各地域・市場ごとにその地域・市場に適格化して、導入先を広げていくとしている。