三井造船は2月27日、千葉事業所で建造中だった、三井海洋開発から受注した浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の船体部を引き渡し、FPSO船体部は千葉事業所から出帆したと発表した。
三井海洋開発社によるトップサイド(甲板上に設置される石油・ガスの生産設備)搭載工事の後、ペトロブラス社(45%)、BGグループ(30%)、レプソル・シノペック・ブラジル社(25%)の3社によって結成されるコンソーシアムに用船される予定。
FPSOは、原油を洋上で処理し、貯蔵する設備。FPSOの建造は、2000年の引き渡し以降、この船が2基目となる。
■主要目
全長:337.40m
幅(型):60.00m
深さ(型):28.80m
原油貯蔵艙容量:160万バレル
係留設備:スプレッドムアリング(水深2100m)