日通は4月9日、現地法人オランダ日本通運が、日通グループが欧州で運営する倉庫として最大となる物流倉庫「European Logistics Center 3」(ELC3)を、ロッテルダム港マースフラクテ地区に開設し、2015年1月から営業を始めたと発表した。
「ELC3」は、日本、アジア発の主要船社の欧州での最初の寄港地で、欧州で最大規模のコンテナターミナルを有するロッテルダム港マースフラクテ地区に開設。
好立地を生かし、アジア各地で生産された製品を集約し、オランダを含む西ヨーロッパ全域へ配送するディストリビューションセンター(DC)として運用する。
最新の作業指示システムであるピック・バイ・ボイス(ヘッドセットからの音声ガイダンスと音声認識を通じて行うピッキング作業)を導入して、これまでハンディスキャナーを使用していたピッキング作業をヘッドセットからの音声ガイダンスに切り替え、ハンズフリーにすることで効率性、安全性、視認性を向上させるなど、倉庫内作業の革新にも取り組んでいる。
■施設概要
名称:European Logistics Center 3
所在地:Dardanellenstraat90, 3199 KZ Maasvlakte, Rotterdam
建築面積:7万m2
主要設備:TAPAセキュリティー認証、ラックシステム