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ZARA/今秋、日本全店にRFIDソリューション導入

2015年04月10日/生産

世界的なアパレルブランド「Zara」などを展開するインディテックスグループは4月7日、日本法人で展開する全ブランドの店舗に、今秋を目途にRFIDソリューションを導入すると公表した。

<RFIDソリューション>
20150410ZARA 500x351 - ZARA/今秋、日本全店にRFIDソリューション導入

<INDITEXグループのヘスス・エチェバリア広報本部長>
20150410zara2 - ZARA/今秋、日本全店にRFIDソリューション導入

同日、ヘスス・エチェバリINDITEXグループ広報本部長が来日し、LNEWSの取材に答えた。現在、日本国内では、「ZARA」「Bershka」「Stradivarius」「ZARA HOME」の4ブランドを各ブランドごとの日本法人が運営している。

5月から店舗スタッフの研修を開始し、9月~10月にかけて、日本国内全店に導入する計画だ。

4月末時点での店舗数は、「ZARA」95店、「Bershka」21店、「Stradivarius」11店、「ZARA HOME」11店。2015年は15店程度の出店を行う計画で、現時点で「ZARA」4店、「ZARA HOME」4店の出店が決定している。

段ボールやパレット、ハンガーなどさまざまな納品形態を持つ大量の衣料品に付けられたタグに、高速にエンコーディングするRFIDソリューションを導入するもの。

ハイスピードエンコーディングソリューションは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて提供され、手動で段ボール箱を開けたり、個々の衣料品に触れたりすることなくエンコーディングを行う速度と精度に定評がある。

タグにエンコーディングを行うことで同社の個々の商品に独自コードが割り当てられ、自社の在庫管理を自動化することが可能になる。

このソリューションはインディテックス社に、数量やモデル、サイズ、カラーにまつわる梱包ミスを避けながら、物流センターから店舗への商品発送処理を自動化できるメリットを創出する。

2014年10月時点で、世界22か国、700店以上の店舗でシステムを先行導入している。今後、2016年までにすべてのザラストアに導入する予定だ。

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