菊水化学工業は4月30日、中国国有大手建材メーカーである上海建材集団（上海建材）と塗料製造販売JVを設立する事に合意したと発表した。
JV設立の目的は、自社工場保有が採用の必須条件になっている大手デベロッパーなどへの本格参入と上海地産グループの強みを活かせる上海地区のマンション開発案件向け商品開発。
投資金額は、資本金約18億円、総投資金額約23億円。出資比率は菊水化学工業が90％、上海建材10％で、生産能力は、年間約4.5万トン。
建設地は江蘇省常熟経済化学園区を予定しており、生産開始は工場建設が完了する来年秋を計画している。
菊水化学工業の中国事業展開計画では中期2020～2023年を目途に事業規模100億円を目指し、長期的には塗料関連商材販売額約300億円を目指す。
