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GLP/2015年度決算、ファンド・マネジメントの拡大が加速

2015年05月15日/物流施設

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は5月15日、2015年度決算を発表し、活況なビジネス展開が続いているとし、ファンド・マネジメントの拡大が加速しているとしている。

主力事業の収益は堅調に拡大し、2015年度の再評価利益前のプロフォーマ・ベース収益(PATMI:税引後最終利益)は前年度比31%増加した。

2015年度第4四半期の中国における5億1600万米ドル(約617億6000万円)の開発案件竣工により、2015年度の開発利益は1億8300万米ドル(約219億300万円)だった。

ファンド・マネジメントの運用資産は前年度比80%増の200億米ドル(約2兆3,938億円)で、年間推定ファンド報酬(収益)は1億5000万米ドル(約179億5400万円)だった。

先進的な物流施設に対する需要は依然底堅く、すべてのマーケットでリーシングは活況だった。2015年度のグループの新規・増床の賃貸借契約は前年度比25%増加し、370万m2となった。

中国の安定稼働中ポートフォリオの稼働率は前四半期比から170ベーシス・ポイント増の91%となり、2015年度第4四半期には新規・増床の賃貸借契約は120万m2となった。

中国では動きの速い消費財、小売商品、冷蔵製品の伸長とEコマース産業によって需要は依然堅調。2015年度の中国での純収益は、前年度比7.0%増加、平均賃料は5.4%上昇した。

また、日本では99%、ブラジルでは97%の高い稼働率を維持し、それぞれ35万m2、13万m2の新規および増床の賃貸借契約を締結した。日本では、賃貸借契約更改時の賃料は2015年度に平均1.6%上昇した。ブラジルでは、インフレに連動し、平均賃料は前年度比6.0%上昇した。

米国でのポートフォリオの稼働率は2015年3月31日時点で92%だが、近いうちに94%まで引き上げ可能とみている。米国では、12.6万m2の新規および増床賃貸借を締結し、さらに2015年2月27日にポートフォリオを取得したことに伴い、12.8万m2の更改契約が締結された。2015年度第4四半期に締結された賃貸借の正味賃料は11.8%上昇した。

中国は依然としてGLPの中で最大規模で、2015年3月31日現在、GLPのプロフォーマ・ベースの純資産価値の56%にあたる。日本は22%、ブラジルは6%で、米国はGLP米国インカムパートナ―ズの持ち分の低減により4%となる予定。

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