JR貨物/運転士の異常時対応訓練シミュレータ、4支社導入

2015年05月15日 

JR貨物は5月14日、「運転士異常時対応訓練シミュレータ」をすでに配置済みの関東・東海を除く他の4支社についても導入すると発表した。

<先行導入した東海支社シミュレータ>
先行導入した東海支社シミュレータ

シミュレータ

「運転士異常時対応訓練シミュレータ」は2013年7月に、運転士のさらなる異常時の対応能力向上を目的として、東海支社に導入し、教育・訓練に有効であることが確認できたことから、4支社にも導入することになった。

併せて、昨年「中央研修センター」に導入した、実際に発生した運転事故現場の線路状況の再現や、予め想定した運転事故の線路状況を任意に設定できる機能を持つ「事故発生線路再現ソフトウェア」についても、関東を除く他の5支社に導入することとになった。

「運転士異常時対応訓練シミュレータ」は、実際の機関車と同様の運転機器をはじめ、速度計や表示灯類を含めた運転取扱いに必要な最低限の機器を、実車と同様に配置した運転台モックアップを設置。その前方には、CG(コンピュータグラフィクス)で再現された模擬の線路や信号機、標識等を、運転士が確認喚呼できるよう、実際の運転席から前方を見た時と同等の視野となる、画面サイズが46インチの液晶パネルディスプレイを設置している。

運転中の任意の箇所で、信号現示の変更やATSによる非常ブレーキ動作など、各種アクシデントを指導者の操作によって発生させることができる、タッチパネル式のモニタを設置している。

運転台モックアップについては、導入する支社毎に、主力として使用している機関車と同様の仕様としている。

<事故発生線路再現ソフトウェアイメージ図>
事故発生線路再現ソフトウェアイメージ図

<再現した三河島事故事例>
再現した三河島事故事例

事故発生線路再現ソフトウェアは、線路や信号、標識のパーツを自由に組み合わせることによって、実際に発生した事故現場や、予め想定した事故現場を再現し、これを運転シミュレータ前面の液晶モニタに描写することにより、その区間を模擬運転することができる。

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