三菱ふそうトラック・バスは5月28日、ダイムラー・トラック・アジア部門として協業を行なうDICV社と共に、高出力エンジンを搭載した大型トラックを発表した。
発表した大型トラック「BharatBenz 3143」は、430馬力のOM457型エンジンを搭載する、インドその他の仕向地で最高の力強さを発揮する車両。耐久性、整備費用の低減に加え、未舗装道路などのさまざまな使用環境に適した仕様。
大型トラック「BharatBenz 2536」と大型トラック「BharatBenz 4940TT」を発表。
「BharatBenz 2536」は、360馬力のOM457型エンジンを搭載し、車両総重量は33tの建設向けのダンプ仕様車。また「BharatBenz 4940TT」は、トレーラー仕様として、主に建設業などで活躍する産業設備や重機を輸送するための牽引力に優れた大型車。この車両は2015年内にインド国内で展開する。
同日、ダイムラー・トラック・アジア部門の新たな事業として、DICV社オラガダム工場内に新たなバス生産工場を開設した。
バス事業拡大による投資は、約5000万ユーロ。敷地面積は11万3000m2で、生産能力は年間1500台を計画し、最大4000台まで引き上げることが可能で、従業員は約300人を計画している。
オラガダム工場では、「バーラト・ベンツ」「FUSO」「メルセデス・ベンツ」3つの異なるブランドの製品と、トラック、バス、エンジンを生産する、ダイムラー・トラック部門として世界初の工場となる。