UPSの子会社でサプライチェーン金融・保険・支払サービスを提供するUPSキャピタルは6月17日、「パーセル・プロ」を買収したと発表した。
パーセル・プロは、宝飾品、高級腕時計、収集品などの業界向けに独自の輸送サービスを提供するロジスティクス・プロバイダー。
UPSキャピタルとパーセル・プロは、顧客のニーズに応えるために協力し、独自のテクノロジーとセキュリティにより、米国内輸送では、貨物1梱包あたり最大15万米ドル、所定国への国際輸送では最大10万米ドルまでの補償を実現している。取り扱い価格の上限が引き上げられ、1件の貨物でより多くの商品を出荷できるようになることから、顧客は物流の簡素化やコスト効率の改善が期待できる。
パーセル・プロの買収により、UPSキャピタルは、顧客がこれまで以上にコスト効率が高く、より安全に商品を出荷できる一括ソリューションを提供できるようになる。
パーセル・プロ独自のテクノロジープラットフォームでは、オンライン貨物追跡や可視性、E―リポート、ウェブアクセス、スマートフォンアプリを含む、出荷機能などを提供している。
また、宝飾品業界の主要地区である米ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、マイアミのほか、東京、香港、シンガポールに拠点を構え、ローカルのカスタマーサービスを提供している。ニューヨークとロサンゼルスでは、武装警備員による集配業務も行っている。
