電気化学工業は6月30日、グループ会社のDAV社がビニテープ新工場を竣工した。
「ビニテープ」の日本国内での堅調な出荷に加えて、東南アジア、中東などの経済成長による需要拡大が続いており、千葉工場(千葉県市原市)に続く第二の生産拠点として、物流やコストの面で優位性の高いベトナム・フンエン省の第二タンロン工業団地(ハノイ近郊)に新工場建設を進めていたもの。
DAVでは「ビニテープ」に続き、9月末竣工を目指して、電子部品搬送用部材「デンカサーモフィルム」の製造工場も建設中だ。
経営計画「Denka100」の成長戦略の一つとして「生産体制の最適化」を掲げている。
今後も海外向け製品の現地生産化と、地域に根ざした製品事業を展開することで、より一層の競争力強化を図っていくとしている。